シャリア教団はいささか封建的な構造を持つ。
個々の神殿や聖堂はその地域の最も大きな神殿へ貢納の義務を負う。大規模な神殿はその国の主神殿へと貢納の義務を負う。
各神殿は貢納の差し引き分を換金して、地域の困窮者の為の活動資金を捻出する。

クーロンヌ女総主教はシャリア教徒に対するあらゆる権限を持つがその最たるものが破門の決定権だ。
この命令は信望者が暗黒の神々に転向した場合に限り下される。
それ以外の場合は慈悲が示されるべきであるからだ。

個々の神殿は確固とした組織構造を持っていて女司祭長が頂点に立つ。
各神殿は部門別に特化されている場合が多く、誤った神殿に行くと十分な奉仕を受けられない場合がある。

治療院:負傷者と病人の双方を治療する。出産の為の区画は治療区画とは別に、しかし近接して置かれる。

癲狂院:独立した区画があるほど広い神殿か発狂者の幽閉と手当てに専門化した聖堂に設けられる。

孤児院:多くのシャリア神殿では孤児院を併設して、子供たち(とりわけ女児)を教団の信奉者にするべく育てている。
涙ぐむ乙女に仕えるにふさわしい資質を示さない者たちは裕福な商人の元に嫁がされ、その見返りに神殿が多額の寄付金を得るということもある。

施し:神殿の中には困窮者に食べ物を施す活動をしているところが多く、困窮して動けない者を探して施しをするために入信者や下級の司祭がパンを配る為に送り出される。
その手伝いの為に同行する大柄で威圧感のある戦士達をシャリアのシスターたちは好意的にみている。

禁欲主義者団:一人の者がどこまで身を粉にして女神に貢献できるのかという問いかけが最大の命題である。
中には、困窮者を助けるのは義務であって、仕事を楽しんだり、人々を助けることで満足感を得ることでさえも己の安逸だと考える者もいる。
さらに少数派ではあるが、生きることを楽しんではならないとさえ言う者もいる。

救済の対象:救済すべき者を選別すべきでなく、等しく救済しなければならないという考えと、戦場のような場所で救済すべき者が複数いる場合の葛藤についての考え方で短い時間で救済すべき順番を吟味する事は許されると考える。

蠅の王について:あらゆるシャリア教団員はナーグル(蠅の王)こそ不浄汚濁の極みであると意見をひとつにしている。
しかし、問題はナーグルの信奉者に対してどう対処すべきかで意見が分かれている。
たとえナーグルの信奉者でも病気で苦しんでいるのだから救済に値するという考えと、かの忌むべき教団を見つけ出して滅ぼすべきだという考えだ。

教団機構
治癒と慈悲、出産を司る女神シャリアはオールドワールドの民に最も愛されている神格だ。
シャリア神殿は、小さな村落から大都市まであらゆる場所に存在する。
シャリアはモールとヴェレナの娘で死と公正の苛烈さを慈悲によって和らげようとしているといわれている。
生きとし、生ける者の苦しみをシャリアは感じ取りそのために絶え間なく涙を流しているのだと信じられている。

日々の活動は他者の苦しみを和らげる為に献身すること。
これをシャリア教徒の信条の核としている。

信仰の中心地:ブレトニアのクーロンヌ

教団の首長
至聖なる女総主教リーゼギュント

主な組織:血涙修道会

主な祝祭:なし

著名な聖典:『苦難の書』『ペルグンダの誓約』

一般的なシンボル:白い鳩、一滴の血がしたたる心臓

入信:シャリアのシスターの大部分は神殿で育てられた孤児で生まれつきその道を歩むことを運命づけられたと言っても過言ではない女性達である。
入信者には全ての時間を困窮者と過ごすことが求められ、己の安逸などは気にも留めないことを示す必要がある。

教団員:シャリアの入信者たちは、裾の長い白い簡素なローブを着用する。
素材は丈夫で長持ちがして、煮え湯での煮沸にも耐えられるものを選ぶ。
司祭の白いローブには、左胸に心臓のマークが刺繍され、フードが付いていることが多い。

シャリア教






































































































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